現在当会では、文化庁の「NPO等による文化財建造物管理活用の自立支援モデル検討事業」委託を受け、「信託受益権小口証券化と宿泊施設転用による歴史的住宅建築のリビングヘリテージ化 」というテーマで調査研究を進めています。
その第1回研究会として、9月3日に、きりう不動産信託株式会社代表取締役・桐生幸之輔氏をゲストに迎え、不動産の信託についての検討を行いました(会場:旧喜多邸)。

歴史的建築・住宅遺産の多くは、維持管理や相続コストの高さもあり、所有権との関係において常に不安定な状況に置かれています。
信託契約による所有の安定化は、このような状況を改善するための有効な選択肢の一つとなりうるでしょう。
信託の仕組みは実際に活用するとなると複雑ですが、制度運用上の制約やコストの問題など、長年実務に携わっていらっしゃる方ならではの非常に実践的なお話が伺え、具体的な視点を深めることができました。

次回第2回研究会では、点在する小規模拠点を一元管理する宿オペレーションと用途転用について、検討を行う予定です。